2008年9月24日水曜日
【26日目】自転車北海道一周達成
走り始めて25日目、走行距離にしておよそ2500km。自転車で北海道一周達成しました。
辛い坂もありました。なかなか進まない道もありました。しかし、その先に見えた風景は綺麗で、雄大でした。
今回見た風景は一生忘れません。
走っていると声を掛けてくれた人が色々な街にいました。一緒によるまで語り合ったライダー達と出会いました。
今回、北海道で出会い迎え入れてくれた人達の暖かさを忘れません。
自分の事を考える時間が多くありました。なんて自分は小さいんだろう。そんな風に思いました。
ありきたりな言葉だけれども、長いようで短い1ヶ月間。これでもう終わり。ちょっとだけ寂しいかも。
この旅で経験出来た事は、5年後、10年後の人生に必ず活かされて行くのだと思います。
自分では分からないけれど、この北海道みたく少しは大きくなれたかな。
また必ず戻ってくるよ。
ありがとう北海道。
2008年9月22日月曜日
2008年9月21日日曜日
【23日目】様似から節婦
テントを片付けるのはもしかしたらこれが最後かもしれない。ちょっと寂しい気持ちで用意を済ませる。苫小牧まで残り140km。普通に走ったら今日にでも着いてしまう距離だ。日にちはあと4日残っている。今までただ走ってきただけなので、出来る限りゆっくりと走っていこう。今日は新冠に泊まり、明日は千歳、1日残して苫小牧に入る事にする。最終日はお土産でも買いに行こう。今日走る浦河、新ひだか、静内、新冠はサラブレットの牧場が多く点在している。道も優駿浪漫街道と名付けられ、牧場近くの海岸線を走る気持ちの良い道だ。今日は久しぶりに曇りで暑くは無かったので更に走りやすかった。途中、新冠の道の駅では、ハイセイコー(さっきはシンザンと間違えました。)の銅像も立ち、近くにはナリタブライアンの記念館もあるように、馬一色の街並みだ。少しは馬の知識はあるが、物凄く好きというわけでは無かったので、特に興奮することは無かったのだが、一流の場所ということで、道の駅で二時間ほどまったりと銅像を眺めていた。さて、今日の宿探しだが、道の駅でたまたま見かけたライダーハウスに行く事に。場所は新冠の隣りにある節婦と言う街にある悠々仙人と言う所。時期も時期なので、今日は一人。案内されるがままに、おいちゃんの家の中に。洗濯機と風呂を借りる。そしておいちゃんとテレビを見る。なんだこの馴染みっぷりは‥‥この旅でこういう事に動じなくなってしまった自分がちょっと怖い。その後、近くの飯屋まで車で連れていってもらうことに。飯の他にソフトクリームと搾りたて生乳ポットで二杯。帰りは店の人に送ってもらい、おいちゃんの家で一人でお留守番。あー、馴染み過ぎですね。図々しくなりましたよ。間違いなく。帰った時心配だこりゃ。。
【22日目】襟裳岬から様似
襟裳岬は常に強く風が吹くことで有名。この日も風は強かった。日高山脈の岩礁がそのまま岬の先にまで続いている、今までの岬よりも見晴らしは良かった。近くのレストハウスで寿司を食らう。相変わらず旨い。昼飯にあまり食べ過ぎると午後走れなくなるので、ほどほどにして出発。向かい風だと思いきや、今度も追い風で進みは早い。今日の寝床を様似のキャンプ場にし、早めにテントを張った。親子岩に沈む夕日を観音山公園から見る。苫小牧まで残り140kmだ。
【22日目終了】広尾から襟裳岬
昨日、隣に泊まっていた家族が夜まで音楽をかけていたのと、朝ガタガタとうるさい音を立てていたので、不快だった。音楽はかけてもいいけれど、周りにはもう少し気を使いましょうね。さて、今日はいよいよ襟裳岬を通る日。襟裳は風が強い事で有名で、それだけが心配だった。向かい風だと前に進まない。今日はと言うと、風は追い風で前に進みやすかった。間もなく襟裳岬へと続く国道「黄金道路」へと入る。切り立った崖の間を縫うように作られた道路で、完成までに黄金を敷き詰める位にお金がかかった事からこの名が付いたという。確かに未だに工事をしている箇所が多く、工事の大変さを物語っていた。途中、サーフィンをしている人がいて、止まって見てしまった。後で様似のおばちゃんに聞いたのだが、この辺りはいい波が結構あると言うことだった。黄金道路を過ぎ、襟裳岬へと続く道へと曲がっていった。宗谷岬の時もそうだったのだが、岬に近づくと風景が一気に変わる。突然視界が開け、高い木々がなくなり、丘陵地が広がっていく。宗谷に負けず劣らず良い風景だ。百人浜を過ぎ襟裳岬へと到着。午前11時あたりだと思う。
2008年9月20日土曜日
2008年9月19日金曜日
【21日目】帯広から広尾
昨日、北の屋台で食事をして、久しぶりにお酒を飲んでしまい、そのまま寝てしまったので目が覚めるのが遅かった。今日は帯広を南下し、忠類を抜けて広尾まで行くことに。短い距離なので、ゆっくりと用意。今日はこの旅始まって初めてくらいに観光しながら進むことになった。一つ目は「愛国駅」と「幸福駅」。すでに列車は走ってはいないが、その名からカップルが多く訪れていた。まずは愛国駅に到着し、チャリンコで幸福駅に。自転車で30分くらいの距離に2つの駅があり、まだ切符も売られている。うっかり買ってしまった。ちなみに途中下車すると無効になります。もう一つ目は、田中義剛がオーナーの「花畑牧場」。今や、並んで買わなければいけない生キャラメルを買いに行きました。大分待たされました。周りはホントに何にもないところなんですが、人が異常なほどに集まってました。サムスルの皆さんお楽しみに。そして、食べたかったとわざわざメールをくれた、ウチの母。帰り余裕があれば、千歳空港までチャリンコで買いに行きますよ。今日の寝床は広尾シーサイドパークです。
【20日目】釧路から帯広
朝、釧路は霧がかかっていた。この辺りはよく霧が発生して事故が起きやすい。自転車も乗っていて、かなり危ないと思い、いつもより遅いスピードで走り始めた。この所、朝晩の冷え込みが激しく、半袖ではいられなくなってきた。昨日よりも風は収まっていたので、サクサク進む。霧で辺りの風景は余り良く見えなかったが、新鮮な風景。霧もいいかもね。今日は、この旅始まって初めての内陸部突入。帯広を目指して行きます。この辺りは十勝平野が広がり、海沿いとはまた違った風景が広がってた。まぁ、道、畑、牛、たまに馬。この繰り返しですが。十勝平野を抜けて帯広に着いたのは五時過ぎ。今日はライダーハウスにしなに泊まります。
2008年9月18日木曜日
【19日目終了】厚床から釧路
昨日、キャンプ場にあるD型ハウスの中にテントを張らせてもらったのだが、カラスの足音が響いてウルサくて起きた。今日は釧路方面へと向かった。途中はアップダウンが激しく、釧路に着いた時間が思ったよりも遅く、4時くらいになっていた。前から行こうと思っていた和商市場へ。ご飯を買って、自分で好きな具を乗せていく「勝手丼」。おばちゃんにご飯を取られたら最後。どんどん乗せられていく。まぁたまにはいいか。。味は、まぁ旨かった。樺太丼の方が旨かったかも。今日は、釧路にあるライダーハウスに泊まります。
2008年9月17日水曜日
2008年9月16日火曜日
【18日目終了】標津から厚床
ちくた 朝、6時に目が覚める。毎日早起きしていると、流石に何もなくてもこれくらいの時間には目が覚めてしまう。昨日は標津にある、ルームシェアをしてるI君の実家に泊めて頂いた。開陽台や川北温泉、晩御飯と朝食。更に今日ね昼ご飯まで持たせて頂いた。本当にありがとうございます。帰ったらちゃんとI君に言っておきますね。今度は飛行機で遊びに来ます!8時に出発した。今日は根室方面へ向かう予定だったのだが、天気予報を見るとどうやら雨が降るかもしれない。こっちに来て殆どふってないので、まぁなんとかなると思いながら走り始めた。ところが、雨は降らなかったのだが、風が強い。おまけに昨日の峠越えのおかげで、足が鉛のように思い。前に全然進まない。と言うことで、一本海沿いから中の道を通る事に。別海に着いた時は既に1時を回っていたところだった。もう根室は無理だと思い、今日の寝床を厚床にする事に。キャンプ場に行く前に、昨日食べて美味しかったオランダせんべいと、コンビニで夕飯の牛丼、明日の朝のご飯を買い込む。明日、途中までコンビニがないので、少し多めに買い込んで行った。築拓キャンプ場という民間の方が運営されているキャンプ場で、ちくたというカワイイ犬もいた。テントを張り、管理人の松村さんと話をしていた。ちくたが外に勢いよく飛び出し、駆け回っている。20分くらいたっただろうか、あれ?ちくたがいない?どこいった?おーいちくたー!?あぁいたいた。ん?なんかくわえてるぞ?あれ?オランダせんべい?はい。キレイに晩御飯と朝食を食べられてました。どんだけ食うねん!とツッコみたくなるくらいキレイに完食です。おかげで松村さんにお寿司をご馳走になってしまいました。ありがとうございました(笑)
2008年9月14日日曜日
【16日目終了】斜里からウトロ
知床の入口は険しかった。今までにないアップダウンだし、道は狭い。三連休と言うことで、車も多い。ただし、景色は最高だった。鮭の遡上、オシンコシン滝、夕日と知床の自然を堪能。今日の寝床は国設知床で、明日はいよいよ知床峠越えです。
【16日目終了】サロマ湖から斜里
朝五時に目が覚めた。朝日を見ようと外に出るが、曇っていて朝日は出ていなかった。残念。今日は一気に知床の麓まで行ってしまおう。六時半には用意を済ませ、出発する。風が追い風ということもあり、どんどん進む。網走に着く前にサンゴ草の群生地があった。日本一の規模らしく、一面真紅に染まっていた。休憩を終え、網走まで一気に進んだ。途中網走湖の湖畔を過ぎて行く。本当であれば昨日のうちに行っておきたかった場所だ。ここまでで九時。距離にして50kmだ。良いペース。網走駅を過ぎ、更に進む。網走を過ぎると、トウフツ湖の横を走る直線の道だ。この辺りは、原生の花が多く咲いている場所のようだ。時期が違っていたのか、あまり咲いてはいなかった。斜里に着いたのは12時過ぎ。90km近く走った。今までにないペース。道の駅でご飯をすませ、いよいよ知床に入っていく。
2008年9月13日土曜日
2008年9月12日金曜日
【14日目終了】猿払から日の出岬
今日は朝起きてから行き先を決めていなかった。明後日までに知床峠につけば良い。あまりむりをせず、ゆっくり行こう。走り始めて30分くらいたった頃に北オホーツク道立自然公園へと入っていった。国道から外れ海沿いの道へと入っていく。何もない一直線の道路で横には牧場が広がっていた。これぞ北海道という景色。牛がいた。普通に牛がいた。そこを抜けると‥‥本当に何もない。何キロもなにもない道路が続く。今日見た信号3個くらいじゃないかな。そんな感じの道を100kmくらい走り今日の宿、日の出岬へ着きました。そうそう、今日走ってたら留萌で一緒になったタカシと会った。礼文島に行っていたらしく、その間に抜かしたらしい。あとは岡島で杉山さんというバイカーに会ったのですが、50ccのカブで来ているらしい。昔はもっと大きいので来ていたらしいけど、どんどん小さくなってきたって話してました。そのまま一緒にキャンプ場に行きました。
2008年9月11日木曜日
【13日目終了】宗谷岬から猿払
宗谷岬に着いた。もっと何もない所にあるかと思いきや、周りにはお店が建ち並んでいる。バイカーも何人か来ていた。バイカー達がモニュメントの前でバイクと一緒に写真を撮っているのを見習って自転車と一緒に写真を撮ってみた。いやー、感動です。長かったような短かったような。これから後半戦突入。と言うことで、走り始めるが、今度は向かい風でなかなか進まない+坂道が続き、かなり苦戦。風景は相変わらずの山と海。こんな風景どこかで見たことあるな‥‥猿払に着いたのは4時過ぎだったと思う。近くの定食屋でご飯を食べ、今日は風呂に入ってもう寝ます。。
【13日目終了】稚内から宗谷岬
遠くに宗谷岬が見える 昨日は稚内のライダーハウスに泊まった。ライダーハウスとは、大部屋に雑魚寝する場所。お風呂も食事する所も無いが、屋根があるだけで有り難い場所だ。値段もキャンプ場とほぼ同じ値段で泊まれる。稚内のライダーハウスに泊まったのだが、他にバイカー3人、海外(サハリンから来たらしい)のバイカー6人、そこに住み着いている人がいた。13年ぶりに故郷に帰るらしく、みんなでお別れパーティーをした。多国籍なパーティーだったが、会は深夜まで続いた。英語は全く話せないと思っていたが、意外となんとかなるもので今までの旅について話を聞いた。二年間も休みを取って、世界を回っているらしい!羨ましい‥‥あ、あと携帯のトラブルがあったのですが、訳あって充電が出来なくなってしまっていたのです。しかしここは稚内。デカい街とはいえ、東京のように欲しいものがすぐに手に入る訳もなく、結局出発したのが12時過ぎになってしまったんです。今日は稚内から猿払までの短い距離なのでゆっくりでも大丈夫。という訳です。そして、今日はいよいよ待ちに待った宗谷岬。日本の最北端の地を通る日。稚内から約30kmと近い位置にある。行くまでの道は周りに何もなく、遠くに風力発電所がある宗谷丘陵地がある。そこを抜けると宗谷岬だ。追い風と言うこともあり、出発して一時間そこそこで宗谷岬が見えて来た。
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